神様だってよそ見する

アイドルって凄いなあと思いつつぼんやり生きてる奴のブログです

オンリーロンリーグローリー

曲を聞いた時、不思議と特定の誰かが思い浮かぶことがある。そしてその特定の誰かが、Kis-My-Ft2の誰かであることもある。

私は、BUMP OF CHICKENの「オンリーロンリーグローリー」の歌詞を見たとき、横尾さんが思い浮かんだ。
この曲には、人に置き去りにされて、目も耳も閉じ、闇の中で震える迷子が出てくる。私の頭の中の迷子は、紛うことなく横尾さんだった。


入所から数年はエリート街道まっしぐらだったが、NEWSに選ばれなかったところからどん底に突き落とされた横尾さん。挙句ひねくれて頑張ってる人を見下すようになるという最悪のパターン。しかし「お前よりお兄ちゃんの方が良かった」なんてことを言われ続けて生きてきたことを考えると、ある意味正常な反応とも言えるが。

しかし胸のどこかで、努力を重ねる人を羨む自分がいたんだろうな、と勝手に想像している。この人は「どうせデビューなんて無理なのに、ダサい奴ら」なんて人を馬鹿にしながらも、何年もジャニーズに所属し続け、先輩のバックで踊り続けていたのだから。
いつかデビューできるかもしれない、という期待は捨てられない、けれど希望を持ったらまた叩き潰されてしまうかもしれない。
だから、期待をしてしまう自分を押し殺し、希望を持ってひたむきに努力を続ける周囲に反発してきた。


Kis-My-Ft2としてのデビューが決まってからも、横尾さんのひねくれは直らない。
そもそも事務所は横尾・二階堂を除いた5人でのデビュー構想を持っていたそうで、デビュー前に出演した舞台にこの2人は出演していない。
二階堂は毎日泣き暮らしていたとのことだが、片や横尾さんは「これでやっと辞めれる」ぐらいにしか思っていなかったらしい*1
そんな最中、例の茶封筒を渡されてデビュー決定、となった。

しかし横尾さんはそこからグジグジと悩みだす。
自分はこのままデビューしてもいいのか。それとも辞めた方がいいのか。
藤ヶ谷に「俺デビューの日いないかも」なんて言葉をこぼして怒られたり、行きつけの店の御主人に「クズ」と呼ばれてしまったこともあるらしい*2

しかし紆余曲折経て*3、やっと憑物が落ちたのか「変わろう」と思ってくれた横尾さん。メンバーの為に、自分に出来ることは全部やる、とまで言ってのける。
ただ、他人に人生を捧げるなんてことはしなくてもいいんじゃないかとは思う。
自分の人生は自分の為に使うべきものだ。犯罪者になってしまったというのなら話は別だが、無論横尾さんは犯罪者ではないのだから。


デビュー後にやっと変わろうだなんて遅すぎるかもしれないけど、いいじゃないですか。彼はもう一度歩き出すことを選び取って、今でも必死でもがいている。
何にしても不器用で上手に出来ない、そんなアイドルなんてレアケースなのかもしれないけれど、私はそんな横尾渉が好きだ。
いつか彼が「栄光」を掴み取る日が来るように祈っている。


*1:個人的に絶対嘘だと思ってる

*2:この人はもしかしたら怒られたかったのかもしれない

*3:手元に裸の少年がないので、詳しいことを書けない